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帰ってきたニジの片手には二つお守りが握られていた
ニジ「はい、こっちがあんたの分」
渡されたお守りには無病息災と書かれ心なしかなんか膨らんでいた
ニジ「ほら、あんた意地になって隠してるけど最近調子悪いんでしょ?」
ガチャ「そんなバカな!俺は超元気だぜ!!」
ここ最近マックスエボリューションを頻繁に多用してるからなぁ
毎日体は痛いや重いやきついや
一応外には出さんようにはしてるけどやっぱ一緒に暮らしてると分かってしまうんだな
ニジ「私のおみくじを中に入れてあげたんだからあんたの運勢はこれで二倍!神様なんかよりもっと信用できるわよ」
ガチャ「はははこやつめ」
と頭を撫でてやった
ニジ「子供扱いしないでよ!」
でも狐尻尾はブンブンと振り回されてますよー
ガチャ「ニジはなんのお守り買ったんだ?」
見ようとしたらそのお守りをさっとポケットにしまい込んだ
ニジ「秘密よ」
ガチャ「そうですか、さいですか」
まぁ仕方ないね
ニジ「ねえガチャ…次のお祭りも連れてきてね」
ガチャ「ああ、夏祭りも楽しみだ」
ニジ「それまでずっと…守ってよね」
ガチャ「…」
ニジ「なんで黙るのよ!ここは男らしくしなさいよ!」
ガチャ「デレ期きた!メインデレ期きた!はやい!もう来たのか!」
ニジ「馬鹿…私の気も知らないで」
安心しろよ、絶対に守ってやるから
このとき、俺はニジを守るという決意を今一度固めた
まさかこんないい日があんなになるとはな
この時は全く思っていなかった
読者のみなさん
時報ですよ
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