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『キャンセル』という機械音がベルトから響いた
それにあわせてガチャの変身が解除される
バトル後の路地裏は世紀末モヒカンが大量に倒れる死屍累々な状況と化していた
戦闘中に増えた増援は数えれただけで30人
そこに一人たたずむガチャの姿はさっき部屋でみたへたれと同じとは思えない怖さと凛々しさを持ち合わせていた
ガチャ「大丈夫か?」
幼女「え?」
いきなりかけられた声に私は言葉が出なかった
「はぁ…」と呆れた顔をしたガチャはため息をついて私に手を差し伸べた
ガチャ「立てるか?」
幼女「腰抜けた」
恥ずかしいことに立ち上がることができない
ガチャは再びため息をつくといきなり私を抱きかかえた
お姫様だっこで
幼女「ば…ばか!なにしてんのよ!」
ガチャ「あいつら起きてきたら厄介だろ?」
幼女「だからってもっといい方法あるでしょ!?」
ガチャ「ギャアギャアいうな、さっさと家かえって飯の続きにするぞ」
幼女「え…?」
ガチャ「腹減ってんだ、お前のうまい飯をくわせてくれ」
なんかキュンとした
なんだかわからないけど…
嬉しかった
ガチャ「それに記憶ないのにこの街を一人で歩くのは危険ってわかっただろ?」
幼女「ええ、身を持って体感したわ」
ガチャ「記憶が戻るまでは俺が守ってやるよ」
幼女「…」
ガチャ「どうした?顔赤いぞ?」
幼女「な…なんでもないわよ!」
ガチャ「デレ期ktkr!」
幼女「うるさいわよ!それと話しにくいから…ニジって呼んでくれていいわよ…」
ガチャ「ニジィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!」
ニジ「抱きしめるなこの変態!超変態!変態大人!7回死ね!!」
こうして俺と幼女の二人暮らしが始まった
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