第六話「俺と幼女と終わるNEET」

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窓を覗いたらやつは道路を挟んで反対側の歩道でニヤケ顔でやつは立っていた 博士「奈土、わかってるな」 こくりと縦に首を振って合図する 博士「行くか」 博士はそれを腰に巻いて下に降りた 奈土「ニジちゃん、ガチャを呼んできて!!」 ニジ「わかった!」 私は一階に降りてガチャの側に駆け寄った ガチャは既に目を覚まして今にも無理やり体を動かして外でようとしていた 博士「お前は上に退避してろ」 ガチャ「うるせぇ…あいつだけは俺の手で倒す…!」 博士「無理だ」 ガチャ「無理でもやるんだよ!!」 博士「このわからずや…!」 表情は変わっていない いつもどおり博士は無表情 だが口調は感情的でまさかのガチャの顔にパンチを入れた 博士「お前は取っておきだ、ここは俺に任せてろ」 数秒の無言のあとにガチャが放った言葉は 「任せた」 その一言 今にも倒れそうなガチャの体を私はとっさに支えた ガチャ「すまねえなニジ」 ニジ「この馬鹿!怪我人は安静にしときなさいよ」 ガチャ「博士、頼んだぞ」 博士「任せられた」 博士が建物を出ると前の時と同様機械が作動して建物に防御壁やらいろいろと仕掛けがされていく おそらく奈土さんが起動させたんだろう ガチャ「俺達は上に行くぞ」 ニジ「わかったわよ…つかまってなさい!」
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