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家から出ると防御モードが作動した
全く面倒なことだ
俺は前線に出るタイプではないというのに
車道をその男はゆっくりと近づいてくる
いつもなら車でごった返してる表通りも車のまの字もないほどすっきりしている
おそらく奈土が手を回してくれたんだろう
博士「それ以上こっちにこないでいただこうか」
最初の警告
男は道路の真ん中でピタっと足を止める
AZ「それは無理な相談ですね」
男の顔はこっちが憎たらしく感じるほどの細めのニヤケ顔
AZ「私はその建物の中にいる人物にようがあるのですよ」
博士「ここは俺の家だ、家主に断りもなく入るのはよくないのではないか?」
AZ「ええ、でも丁寧に挨拶したところでいれさせてはくれないでしょうに」
博士「そう思うなら引き返したらどうだ?」
AZ「だからそれは無理な相談とわかっているでしょう?」
博士「なら仕方がない、残念だが強制的に引き返してもらう」
AZ「なら私もムリヤリにでも入らせてもらいましょう」
男は膝を曲げて低姿勢でこっちに向かって構えた
なら俺も相応の待遇でもてなさねばな
俺はカードをベルトに差しこんだ
不協和音な音がベルトから響き渡る
博士「変身」
一瞬にして変身は完了する
その間わずか0.05秒間
ギャバンの蒸着と同じである
博士「この街の仮面ライダーはガチャだけじゃないぞ」
俺はいつもどおり手を前に出して手首をくいくいっと動かして挑発する
博士「かかってこい、俺の科学がお前を屈服させる」
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