第六話「俺と幼女と終わるNEET」

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AZ「ですが、これであなたという切り札は潰しました」 そう、博士の仮面ライダーマッドサイエンスはガチャが負傷してる今最後の切り札 変身が強制排除された今俺達に対向する手段はこのビルの防衛機能程度 もちろんその程度の機能では保身にもならないことは5年前に予習済みだ AZ「ですが…これで終わりです…私が死ぬことで…」 やはり同じ AtoZは灰になりその場から消える 相変わらず思わせぶりなことを言ってきえるやつだ だがやつはハッタリを言わない やつのいったことはすべて現実となる 博士「ガチャ」 ガチャ「なんだこの馬鹿!一体しか潰してねえくせに!」 博士「お前、警戒しろ」 ガチャ「へ?」 ドゴォォォォォォンという音と共に建物が揺れる ニジ「キャァァァァ!!」 奈土「後ろから!!」 ガチャ「やりやがった!!」 とっさにベルトを体に巻いて構える メモリをもつ手に感覚がない だが、どうにかしなければ 右手で左にNのメモリを挿す ニート!! すかさず次に左手で右にIのメモリを挿す イグニション!! ガチャ「変身ッ!!」 ニート!!イグニション!! もう出し惜しみはできない いざとなればエクスプローションも使う 『30秒、30秒だ、使うだけで命の保証はしない。30秒、それが仮面ライダーNEETの装甲が耐える時間だ』 行けるか…! 崩れた壁からそいつは現れる いつもどおりの憎たらしい顔で AZ「硬いですね、想像以上でしたよ」 硬い?厚さ50cmの特殊鉄板がその程度なのか? 確かに全盛期の俺なら紙切れ同然だがこいつ化物か! ガチャ「生きてることに懺悔しろ…!」 一気に詰め寄って掴みかかる 同時にメモリを二度差し込む 『マックスエボリューション!』 『マックスエボリューション!』 奈土「ガチャ!!」 ガチャ「俺がこいつをたたき出す!!その間にニジを!!」 ムリヤリにも外に出してニジと奈土が逃げる時間を稼ぐ こいつらの最終目的は俺の処分にかわりはない だが、やつらはその過程としてニジを連れ去るつもりだ Sの発言、そしてニジの前に現れたP 4年前の天満の殺害とロリィの失踪と同じ 完全なる絶望を与えてから俺を殺すつもりだ!! ガチャ「お前が何人分か知らないが…退場してもらう!!」 両腕が赤褐色に輝く もう腕なんて潰れたっていい! ニジだけは死んでも守り通す!!
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