第七話「俺と幼女と…」

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便利な剣だ ちゃんと変身機能に対応して出たり消えたりする 俺が使用することを想定しての機能だな さすが博士、掛け値なしに今のお前はかっこいい 二つ折りになっている剣は俺が構えるとそれは再び一振りの刀に戻る ガチャ「…振り切るぜ」 AZ「じわじわと絶望させてあげますよ!」 ガチャ「おまえがな!!」 一瞬の睨み合い それもすぐに終わる 先手必勝 正面突破が信条の俺とはいえこいつ相手ではちょっと無理がある だから…変則的に決める!! ガチャ「そぉい!!」 博士謹製のこの魔剣! いかに扱うか!!それは… 投げる!! 藤木源之助のごとく驚きの一発をかましてやる!! 一直線にAtoZに向かう刀 それをAtoZはまるでシンバルを叩くがごとく拳で挟んで止める AZ「こんな小細工で倒せると思ってるのですか?」 そして俺の魔剣を力技で打ち砕いた 能力を「Power」というだけあって花山薫並の馬鹿力だ 博士「キャー!私のティアダウナーがー(棒)」 ガチャ「耳もとで紫豚みたいなこと棒読みしてんじゃねえ!!」 剣はフェイク 一瞬剣でAtoZの視界から俺が消えた瞬間を狙ってゼロ距離をとった AZ「それでは遅い」 俺とAtoZのスピードは今や雲泥の差 前戦った『2人』分でも負けていたんだ なら『4人』分以上の力、スピードを有するこいつには正面からでは勝てない だから『変則的』にいく ガチャ「ダッシュNGT!!」 俺のノーモーションで放たれる突き 通常の打撃では間に合わない なら…無駄を省く 攻撃モーションを省くことで攻撃の速さに並ぶ そして、拳を振りかぶれない分落ちた威力を突っ込んだ勢いと… 体重を乗せることで補う いや、お釣りが返ってくる!!
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