第七話「俺と幼女と…」

24/35
前へ
/192ページ
次へ
俺が狙うのは心臓 ここを狙うことでハートブレイカーを発動させる これが俺のやつに届く唯一の手段 これが届かないとなると…! AZ「やはりひ弱、さっきの攻撃に毛が生えた程度では私には勝てませんよ」 確かに俺の攻撃は当たった 心臓目掛けて一閃 しかし届かない 必殺の一撃への布石へは届かない! 容赦なく俺の攻撃とはワンテンポ遅れてくる打撃 必至に殴ってない左手でマントを上げてガードする 対ショックにも優れているこのマントなら ドグシャアアアアアアアア!! 俺の体が二つ折りになって轟音を鳴らして壁に衝突する ガチャ「ぐ…が…」 声が出ない 息もまともに出来ない 肺がやられたか…!! AZ「苦しいでしょ…悔しいでしょ…狂おしいほどに!!」 凶気に歪んだやつの顔が動けない俺に迫る AZ「今楽にしてあげます…天満さんが地獄であなたを待っていますよ」 ガチャ「天満ッ…」 一つだけ約束して あなたの心が砕けない限り あなたの誓いが嘘でない限り 守り通してね あなたの意地を… 誇りを… ニジ「ガチャぁぁぁ!!」 ガチャ「ニジ!!」 振り下ろされる拳を右手で受け止める そして… この前にいる強敵をヤクザキックで全力で蹴り飛ばした 10mほど先に飛ばされたAtoZからニヤケ顔が消えた AZ「まさか…まだこれほどの力が残っているとは…絶望が足りないようですね」 一度顔を手で隠し再びそのにやついた狂った笑顔を俺に向ける
/192ページ

最初のコメントを投稿しよう!

37人が本棚に入れています
本棚に追加