第七話「俺と幼女と…」

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AtoZの顔からニヤケ顔が消える AZ「これ…は…」 ハートブレイカーは本来拳圧で相手を縛り付ける技 だが俺自身が弱体化したのは百も承知 だから…技を磨いた ガチャ「動けないだろ」 心臓に強力な打撃を与えることでその機能を一時的に奪う 心臓が動かなければ人は動けなくなる はじめの一歩に学んだ戦いたは生きている 違う、やつの敗因は5年前の俺と今の俺ではただ弱体化したザコと考えていたことだ 例え…例え圧倒的な力を失おうが俺は進化し続ける ガチャ「捕まえた、俺はお前を捕まえた…これで決まりだ!!」 冷却マフラーが爆発しながらその姿を塵に変える もう…時間はない 俺は飛び上がった エクスプローションで強化された脚力なら天井まで飛び上がるのは容易 まぁ、地面に穴が開くが そして天井を蹴り飛ばして加速 ガチャ「ソウル…」 加速したその体はAtoZに向かう 俺の体重 強化された足 そして… 俺の意地と誇りを!! 全てだ!その全てをAtoZにぶつける!! ガチャ「ブレイカァァァァ!!」 俺の言葉通りの「全身全霊」の蹴りが決まる その威力 AtoZの上半身と下半身を分離させ上半身が向こう側の壁にめり込むほどである ガチャ「必殺…エンドレスヘブン」 だがやつの顔はそれでもにやけていた 上半身だけになり 死が確定した今でも
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