第七話「俺と幼女と…」

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ロリィ「だが全ては計算通りだ」 やつの手が僕の嫁に伸びる だから僕はこうするだろう… ロリィ「その汚い手で僕の嫁に触れるな、ド低脳が」 ユキとすれ違いざまにAtoZを蹴り飛ばす 俺の仮面ライダーLLL(ロリズ)の性能は博士の仮面ライダーマッドサイエンティストはおろか 仮面ライダーニートイグニションの性能と比べても大きく劣る だからといって特別強力な武器があるわけでもない 装甲も気持ち程度の防御力でしかない だがこれを着るのは僕なのだ そう、僕だ 強力な武器や過剰なスペックは必要ない 絶対的な防御力など重荷に過ぎない 僕の天才でパーフェクトで完璧な俺の計算能力 そして選択の幅を拡げるための多種多彩の用途に応える兵装 それだけで十分だ AtoZは再び激しく壁に突っ込んでいく 蹴りの威力がすごいわけではない 僕はただ自分の蹴りの威力とAtoZ自身の突進力をそのまま上乗せしただけだ 力なんていらない 全ては計算で得られるのだ ニジ「ちょっと!もっとましな運搬方法があるでしょうに!!」 ユキは二人を両脇に抱えていた 幼女のほうがいやがって暴れているが まぁ大丈夫だろ ユキ「これより運搬を開始します、マスター」 ロリィ「ああ、任せた」AZ「行かせないといってるでしょう!!」 ロリィ「行かせるんだよ、僕が、そう僕だ」 横目でユキはここから退避するのを確認 僕はAtoZに向かってサムズアップしそのまま親指を下に向ける そして僕は…いや、俺はお前にこういうだろう 「俺のロリィタコンプレックスがお前を全否定する」
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