第八話「俺×変身×力=正義」

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スキル「私!凄井さんにずっと憧れてて!!」 博士「博士(ハカセ)だ、みんな俺をそう呼んでる」 男はすぐに自分のラボに案内してくれた スキルは憧れの人にあえて上機嫌だ アーツ「さっきの爆発は?」 博士「ああ、上は危険な実験をするときの実験室だ」 アーツ「つまりあれは襲撃じゃなくて実験の失敗といことか」 博士「おかげでマッドサイエンスは充電で12時間は使えんな」 アーツ「敵襲に対抗できないな」 博士「いや、実験の続きができん。あれがないと爆発で死んでしまうからな」 呆れた こんな本末転倒な馬鹿が世紀の天才だとはわな 博士「君はわかっていないようだ」 博士といったか… 博士は俺の顔を見ると真剣な眼差しで見つめてきた 博士「安全すら計算に入れる実験に大幅な進歩はない、多少の危険を承知してでも進化する、それが技術だ」 スキル「全くもって同感です!」 博士「ほう、君は理解してるようだな。もっともそこの仏頂面のアーツ君は理解できてない様だがな」 アーツ「ふん」 そんなことはどうでもいい 俺達の目的はそんなことではない 博士「でわ、見せてもらおうか。俺の作った仮面ライダーガンス、その成れの果てをな」 バンと手を机に叩きつけた これは怒りとかそういうものではない 好奇心、それが博士という男の行動理念 分かりやすい アーツ「スキル、車を建物の中に回せ」 スキル「あいあいさー!」 アーツ「普通に返事できないのか…」 博士「車両用エレベータを使え、地下のラボに収容するぞ」 アーツ「そんなものもあるのか」
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