こちら、俺と幼女のバトルもの

第八話「俺×変身×力＝正義」

スキル「ターゲット目視！距離３０！！」
ああやっぱ馬鹿だこいつら
徹底的に馬鹿だ大馬鹿だ
ほんと馬鹿だマジ馬鹿だ
死ぬほど馬鹿だ絶望的だ
死ね
アーツ「出撃準備は既に出来ている」
とはいうがただ後ろのハッチ開けてそこから出るだけなんだけどな
それにしてもこいつらの単純っぷりは異常だ
今まで三ヶ月色々なとこで『おなべのふたのそこ』の怪人集団と争ったがここまで戦略という面で脆いのに通用するのは逆に言えばそれだけの戦力があるというだけか？
博士の手に入れた自衛隊からの情報では怪人たちは数ある商店街の入り口の南側からゾクゾクと増えているという
そして現在地その南側
そのシンボル時計塔
博士「数が多いな、だが問題ない」
アーツ「その通りだ、あの程度問題ではない」
単体だろうが大群だろうが関係ない
アーツ「博士、ロデオが始まるから捕まって…ろ？」
博士「ワクテカするな」
アーツ「いつ移動した」
油断も隙もない
いつの間にか後部コンテナから前の助手席にうつってしっかりシートベルトをつけてやがる
アーツ「遠慮はいらないようだな、頼むぞスキル」
スキル「頼むから…死なないでね…」
アーツ「馬鹿だな…俺はこんなところでは死なないさ…アイハブコントロール」
スキル「ユーハブコントトロール…！」
強引にトラックをドリフトさせて後ろのコンテナを振り回す
博士「こんな動きで大丈夫か？」
アーツ「大丈夫です！慣れてますから！！」