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ガチャ「くっそう…」
体中に電撃が走るような痛みが響く
正直気丈に振舞うのもきつい
奈土「やっぱりね」
ガチャ「よう…」
奈土「よう、じゃないわよ、まったく無理ばっかして」
反動
局部ではあるがスーツの限界性能を引き出すマックスエボリューション
例えライダーの性能がどんだけ高かろうが中にいる俺には限界がある
無理をした分はそっくりそのまま体に返ってくる
奈土「大丈夫なの?」
ガチャ「お前が俺の心配するとか雪でもふるんじゃねえか?」
奈土「あんたはちょっとは自分の体も大切にしなさいよ、守る人、できたんでしょ?」
俺は一呼吸置いて「ああ」っと返答した
奈土は俺の背中をばんと叩いて気合をいれてくれた
奈土「ならこれぐらいならしゃんとしなさい、あんたはスペシャルなんだから」
ガチャ「あいよ」
トイレから出て行くとニジが顔をふくらませて怒っていた
ニジ「バカ!早く出てこないから肉が焦げちゃったじゃないの!20回死ね!」
ガチャ「俺はニジが焼いたならコゲ肉だって喜んでくってやる!」
ニジ「いったわね!」
更に山盛りになったコゲ肉をニジが俺に流しこんでいく
奈土「ほぉら、そのままじゃ喉乾くでしょ」
口いっぱいにコゲ肉を入れられその上から更にコゲ肉を押し込まれているこの状態に鼻からビールが流される
ニジ「ほらほら、私がやいたコゲ肉よ、残さず味わって食べなさい」
奈土「ほらほら、あなたがだーーーい好きなビールよ…ビッチャーであるから私がぜーんぶのましてあげるわよ(ただし鼻から)」
ガチャ「ふ…ふふが…」
声にならない悲鳴
俺に拒否権は存在しない
こんなサディストに囲まれて俺は
毎日がご褒美です
続く
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