第三話「俺と幼女と裏町商店街」

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ガチャ「まだいやがるな」 ニジ「なんの話よ」 買うものは買った できるだけ今日はニジと楽しんでいたかったがどうやらそうにも行かないらしい 店の外にまだ奴らの存在がビンビン伝わってくる ニジ「ねえ?なんのよ?」 ガチャ「ニジすまん」 俺は大量の買い物袋を両肘に通しニジをお姫様だっこしてやった ニジ「へっ…って何やってんのよバカ!!おろしなさいよ!!」 赤面しながら俺の頭をガンガン殴ってくる ガチャ「いいか、俺に恨みを持ってる集団が外で待ち構えてやがる、相手にする時間もないから出たと同時に遠くに逃げるぞ」 ニジ「なにいってんのよ!なんかわかんないけど私も逃げるからおろてよ!!」 ガチャ「いいや限界だね!!このままでるね!!」 自動ドアが開ききったと同時に俺はそのまま飛び出した ここで俺は失敗に気づく この本屋は新フォニーホールの地下に存在する 最初に入った入り口はエスカレーターで直にいけるが裏側の出入口の先は… 吹き抜けになった地下道!! ガチャ「やべえ!逃げ道が!」 後ろには帰れない 戻れば本屋に被害が出る まぁ昔の俺なら余裕で戻る この辺が大人になった証 となると上への階段は3つ 某O城方面へ出る道と新フォニーホールの横の道 そして道路のど真ん中の路面電車の停留所だ
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