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敵は二手に分かれて俺の周囲をコンテナとかで隠れながらうろうろしている
見えはしないがそう感じる
攻撃するタイミングを見計らってるんだろ
深呼吸して呼吸を整える
そしてマックスエボリューションのメモリを再度半差しにする
潮風にマフラーがなびいている
この緊迫した空気が
重苦しくて
怖くて
俺の鎮火したはずの闘争本能に火をつける
奈土「カウント3!」
動きが変わった
さっきと同じだ
だが今回は一体どっちがどっちだ?
カウント2
半差しだったマックスエボリューションのメモリを差し込む
右足にパワーが集中する
赤褐色に輝くその足は例え敵が分厚い鉄板に覆われていようと止めを刺す
カウント1
まだ相手の姿は見えない
だが確実に俺を狙って近づいている
カウント0
攻撃の瞬間…
俺はその刹那を見逃さない
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