第五話「俺と幼女と復讐の神楽」

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ガチャ「行くぜ…!」 この言葉でやると自分に言い聞かせる 攻撃は一瞬だった さっきの攻撃は様子見だったのだろう 両方さっきよりも動きも抜刀の速度も速い よく短期間でここまで能力を高めたと感心する だが、相手が悪い 前から攻めてきたのはメイドだった つまり上方から来るのは神楽だ まぁこのさいどっちがどっちだか関係ないが 目視してから攻撃される間の時間はまさに刹那 おそらくまともに受けていたらこのライダースーツですら切り裂かれ俺は死んでいただろう ガチャ「捕まえた、俺はお前を…捕まえた…!」 前からの攻撃は刀を左手で掴んで止めた 上からの刀は右手で掴んで止めた 要は刃を握らなければいいんだ 抜刀自体は驚異的な速さではあるが威力はない なら、斬れないとこ すなわち峰(みね)を掴めば止めることが可能だ もっとも全盛期に近づいていなければ無理だったが メイ「ご主人様」 メイドは次に一撃必倒のケリが来ることを読んでいた すぐさま掴まれた刀を手放して神楽の盾になろうと神楽の前に立ちふさがる
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