第一章

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『まぁ、アレです。取り敢えず縄をほどいてください、って奴です』 そう言うと暫く政宗が何か考えた後に口を開いた。 「ほどいてあげなくはないが、条件付きだ」 『なんで!?私なんも悪くないのに条件付き!?』 「俺達がもとに戻れるまで住む場所を提供しろ」 『そしてスルー!?無視しちゃう!?』 「よし決まりだ。小十郎、縄をほどいてやれ」 『私まだ何も言ってないよね!?…まぁいいけどさ』 小十郎が縄をほどくと私は手をグッと上に伸ばした。 「ところで神子兎殿は一人でこの家に?」 『んー、そうだよ。引っ越したばっか。一人暮らししてて、そのマンション、家賃が厳しかったの。そこで私の親戚の金持ちボンボンが、この家を持ってて、家賃いらないしガス代、水道代、電気代全て無料でこの家を提供してくれたの』 「ところどころ知らない単語が出てきたが、理解したでござる」 幸村がグッと親指を立てて、こちらに向けた。 『いい子だ。よしよししたげるからおじさんねところにおいd…すみません、謝るからそんな目で見ないでぇぇぇっ』 佐助が怖いです、はい。 取り敢えず同居していきたいと思いますっ。← ー
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