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神子兎はドアの前に立つ。
しっかりとほうきを握り、ゆっくりドアを開けた。
そこには何故か争ってる2人。
「おぬしのせいで我まで変な場所に来てしまってではないか!」
緑の人…。
「ッるせぇなぁ。俺のせいじゃねぇ!!」
紫の人…。
『あの~…』
神子兎は恐る恐る声をかけた。
その瞬間2人は神子兎の方へ顔を向けた。
『…どちら様??』
そう言うと先に口を開いたのは紫の人だった。
「長曾我部元親。アンタは?」
『えっ?あ?私は神子兎と言います』
名前を言い終わるとジッと緑の人を見た。
「……毛利元就」
(長曾我部元親…毛利元就……!?)
神子兎はバッと走り出し再びリビングへ向かった。
「「………」」
2人はゆっくりと神子兎の向かった方に歩いて行った。
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