第一章

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神子兎はドアの前に立つ。 しっかりとほうきを握り、ゆっくりドアを開けた。 そこには何故か争ってる2人。 「おぬしのせいで我まで変な場所に来てしまってではないか!」 緑の人…。 「ッるせぇなぁ。俺のせいじゃねぇ!!」 紫の人…。 『あの~…』 神子兎は恐る恐る声をかけた。 その瞬間2人は神子兎の方へ顔を向けた。 『…どちら様??』 そう言うと先に口を開いたのは紫の人だった。 「長曾我部元親。アンタは?」 『えっ?あ?私は神子兎と言います』 名前を言い終わるとジッと緑の人を見た。 「……毛利元就」 (長曾我部元親…毛利元就……!?) 神子兎はバッと走り出し再びリビングへ向かった。 「「………」」 2人はゆっくりと神子兎の向かった方に歩いて行った。 _
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