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別世界
ソレは突然訪れた
何の前触れも無く
ただただ一方的に
無理強いする様に
真っ赤な世界
真っ黒な月
人の気配の無い町
自分以外に誰も居ないのではないかと思わせる
普段感じない孤独感
淋しい訳では無い
辛い訳でも無い
だがそれでも迫る焦燥感
そのくせ、自分を"試して"みたくなる先入観
…いけない
己の慢心に浸っては…
今はただ生き残る事を考えなければ…
そして､自分の手を強く握った…
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