キャラクター紹介(Extra)

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キャラクター紹介(Extra)

~邪鎌・綴裁~ 全長:2.6m 刃渡り:85.5cm 重量:2.2kg 特性:エナジードレイン、邪気放出、等…  神童家に伝わる邪具の中で、最も強く、最も危険な邪具。  闇精霊を多量に秘めている。  前所有者は稔の父であり、神童家頭首の雅也[まさや]で、雅也も父から受け継ぐが、それ以前は不明。  雅也が綴裁を使う事は滅多に無かったが、ある日、已むを得ず綴裁を取り出した際に事件が起こり、その時稔に受け継がれた。  綴裁の特性の一つに変幻自在があり、歳相応の大きさに変化する為、現在の大きさは稔の体形に沿って成り立っている。  所有者以外の使用は頑なに拒絶する。無理に扱おうとすると、その者を焼き尽くしてしまう。  過去の文献に、「奪取を目論み、綴裁に触れた野蛮な賊が居たが、握った瞬間絶叫し綴裁から手を離した。その手は完全に焼け爛れ、皮は剥げ、血は蒸発し流れ出もせず、骨まで焦げていた。その後、他の者も試したが結果を同じくし、最後まで持ち続けた者は、原形も留めず崩れ落ちた」と記されている。  後々解ったのだが、この現象はエナジードレインの一種で、吸収出来ない物質的な物のみを焼いていたらしい。  その件に関しては事情が一切解らず、現在では調査は打ち切られ、綴裁に触れない事は暗黙の了解となっている。(ただし、雅也の実体験から新しい事実が発覚した。所有者が許可した者は、所有者が触れている限りは拒絶されない。)  切れ味はこの世の物とは思えない程良いが、良過ぎて、物が乗っただけでも切れてしまうのが難点。しかし、切れないモノもあり、現在解っている限りでは、人間の水晶体、ラピスラズリ、所有者、の三つである。
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