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そして、ノーベル物理学賞を受賞した彼の論文は未だにその全てが立証された訳では無い。
何故なら、今の科学では再現不可能な事がいくつもあるからだ。
レモン・バードが発表した論文「創造の向こう側」を簡単に説明すると、想像というジャンルは２種類では無く、３種類あるというものだ。
１つ目は頭の中で考える「想像」。
２つ目は頭の中で考えた事を実際に実現していく「創造」。
この２つとは別にもう１つの想像があると言う。
そのもう１つの想像とは、ある一定条件を満たせば、頭の中で考えた物を現実世界に物体として生み出す事が出来るというのだ。
ただ、レモン・バードは生前、
「この論文を正確に理解出来る者は、この世に３人といないだろう」
と言い残している。
事実、２０２４年になった今でもこの論文の全てはまだ解明出来ていない。
科学の進歩に合わせて１歩ずつしか解明する事が出来ないのだ。
それ程までに難しい内容だという事。
そんなレモン・バードの論文が僕は気になっていた。
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