58人が本棚に入れています
本棚に追加
/136ページ
「前から私には、好きな人いるって言ってたよね?
その人に明日...告白する!」
真っ赤に染まった教室前の廊下、生徒はみんなもう帰ってしまって、今は俺と毛利くらいしかいない。
「やっと決心がついたのか...。
しかし長かったな、お前の片思い」
そう、毛利は小学3年生の頃から現在の中学1年生まである男の子のことが好きなんだ。
誰かは知らないけど。
「うん...どうしても言えなくて...。でもやっと決心できた」
「そっか。頑張れよ!
わっ、もうこんな時間じゃん!
悪い、俺塾あるから帰るわ」
「うん、また明日。
今日も話聞いてくれてありがとう」
「いいよいいよ!俺でよかったらいつでも話聞くからさ」
ダメだ...
校門出るまでは我慢しようと思ってたけど...
涙が...止まらない...
最初のコメントを投稿しよう!