序章

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幼い頃、お母さんに絵本を読んでもらうのが大好きだった。 「ママー!よんでぇー!」 「はいはい、春香はその絵本、大好きなのね。」 「うんっ!!」 お母さんは笑顔で絵本をめくりながら読んでくれた。 “ある昔、一人の女の子がいました。 女の子は大切にしていた絵本の中に吸い込まてしまいました。 女の子はなんと絵本の国に来てしまいました。 困っていた女の子を助けてくれたのは男の子でした。 男の子はお城で働いていて、女の子もお城で働けるようにお城の妖精さんたちにお願いしてくれました。 妖精さんたちは働くことを許してくれました。 女の子はお城で一生懸命働きました。 その女の子の姿を見て妖精さんたちは女の子を好きになりました。 そして妖精さんたちは女の子に結婚を申し込みました。”
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