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……女はポカンとしていた。
しばらくしてから、俺の言ったことがようやく浸透したのか。
青ざめた顔で突如俺の腕を振り払い、言い返した。
「セ、セックス?!あなた、正気ですか?今会ったばっかでしょ?」
あまりの剣幕に、俺は若干たじろぐ。
…な、なんだよ。
そうカッカすんなよ。
うるせぇな。
「そんなの関係ねぇじゃん。抱きたいと思ったから抱くだけだ」
俺はそう言うと、強引に女の体を引き寄せ、耳元で囁く。
いつもどおりに。
「気持ち良くしてやっから」
これで落ちない女はいない。
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