30人が本棚に入れています
本棚に追加
突然、俺の視界に映ったもの。
それは図書室のカウンターに座った女だった。
下を向いている。
本を読んでるのか。
俺はしばらくその女を眺めてみた。
透き通るかと思うほど白い肌に、柔らかそうな血色のよい唇。
眼鏡の奥の黒い瞳は、艶やかに輝いていて。
節目がちなためか、睫毛の長さが際立っている。
胸のあたりまで伸びたストレートの黒髪は、きちんと着こなした制服にさらりと影を落としている。
体は…上半身しかみえねぇけど。
胸はまぁまぁ大きい方かな。
へぇ…ちょい地味だけど、なかなか上物じゃねぇか。
まだ時間もあるし、こいつ落としてヤっちまうか。
そんな下品なことを考えながら、俺はカウンターのほうへ近づいていった。
最初のコメントを投稿しよう!