プロローグ

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此処は・・・・・何処だ? 俺は目を開けた時見知らぬ天井を見たんだ。 不信に思い体を動かそうとしたが上手く行かない。 無駄に体力を消費するだけだと悟った俺は行動を止め思考に移った。 俺は何故此処にいる。確か最後に見たのは・・・・・トラックの正面だったな 其処まで思い出して頭の中でフラッシュバックした。 喫茶店にトラックが突っ込む。真横からトラックとぶつかり吹っ飛ぶ自分の体。引きずられもげる手足。最後は 頭を潰されたんだったな。 だが、間違い無く自分は生きている。耳を済ませば心臓の鼓動が聴こえる。 その時、部屋に誰か入って来た気配がした。 「おや。目が覚めたかい?」 随時と若い声だ。女だろうか。俺は声を出そうと口を開いた。 「あ、う~ぅ。」 は? 一瞬時が止まった気がしたな。
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