子供時間

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やっと声が出たのに 届かず地に落ちた ありふれた言葉なのに せっかくの言葉なのに やっと足が動いて 歩けるようになった なのに世界は止まった 時間が動かない 無駄なことなんて 一つもないんだよ そう言ってくれた人は もう隣にいない やわらかな風に 身を包まれるように 僕は口を開いて 声を出してみた この声が向こう岸に 届く頃になったとしても その頃本当に 僕は存在してるのかな
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