弐章~翔の場合~

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翔「みっなさ~ん、おはようございま~す」 脳天気な声が部屋中に響いた。 翔の母「コラッ、翔、朝からバカやってないで、早くご飯食べちゃいなさい!」 翔の父「まあ~ったくお前はいくつになっても変わんないなあ」 翔の姉「ほんっと朝からうるさいったらありゃしない」 翔「はいはい、うるくてすいませんね!」 俺は高校二年で父と母と姉との四人暮らしをしている。 いつもの明るい食卓、俺はこの家庭が大好きだ。 父「そういえば、翔、お前、昨日も夜遅くまで起きてただろ?いったいなにやってんだ?」 翔「ちょっと調べものをね~♪」 姉「調べものって………いやらしいサイトでも見てたんじゃないの~?」 翔「いやらしいとは失礼な、俺はちゃんとしたものを調べてるんだ」 姉「ふ~ん、ちゃんとしたいやらしいサイトを見てたのね~」 翔「だから違うって、じゃあ、俺学校行ってくるね~」 母「車に気をつけるのよ~」 翔「はいはいわかってるって、俺を何歳だと思ってるんだよ」 父、母、姉「五歳!!!」 翔「ムキー、もう、いいよ五歳で、行ってきまーす」 「ガチャッ バタン」     翔「いやあ、昨日はすごいネタを見つけたぞ~………あれが本当ならあいつを………。」   翔「おーい、彰~」 以下壱章参照
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