お坊っちゃま

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「なんか...喉渇いたな...。」 あたしは飲み物が欲しくなったのでキッチンから取ってくる事にした。 「こんな豪邸でも、キッチンは1階にあるのかな?」 あたしの住んで居たアパート...を想像しても参考にならないので、あたしは適当に歩き回る事にした。 屋敷の中は暗く、薄い常夜灯が灯っているだけだった。 「うぅ...1階に降りれたけど...ここがどこだか解らなくなったぁ...。」 薄暗くて広いお屋敷。 方向音痴なあたしにはそれだけで十分に迷える。 「はぅ...怖いよぉ...。」 だってこの家の廊下...お化け屋敷みたいなんだもんっ!! 何も出てこないとは思うけど...。 「こっころぉ~っ!!」 「きぃやぁ~っ!!」
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