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静かな夜に響き渡るあたしの叫び声。
抱きついてきた人も驚いたらしく、腕の力が少し緩んだ。
「俺だよ、裕也っ!!」
「ふぇ...?」
恐る恐る振り返ってみると、そこには苦笑いで立っている裕也君が居た。
「裕也...君だぁ。」
「俺の方が驚いたよ、いきなり叫びだすんだもん...心は。」
だって...だって急に抱きついてくるんだもん。
ビックリするよ普通...。
「心ってさ、お化け屋敷とか苦手だろ?」
少し意地悪な笑みを浮かべて問いかけてくる裕也君。
「別に...普通だよ!!」
本当は苦手だけど...なんだか悔しくて、認めなかった。
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