お坊っちゃま

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こんなに怖い思いをして必死にキッチンを探したのに...。 「あはは...そぉ~なんだ...。」 「来いよ、こっちだから。」 「どこ行くの?」 「喉渇いたんだろ? キッチンまで連れてってやるよ。」 「ありがとう。」 裕也君って少し意地悪だけど、本当は優しいんだと思う。 だって...今日のお食事会の時もそうだったけど、さり気なく気を使ってくれるし。 「そう言えば、裕也君はなんであんな所に居たの?」 「心の部屋に夜這いかけに行ったら、部屋に居なかったから探してたんだよ♪」 え...夜這いっ!? いやいや、可笑しいから!! ってか、笑顔で言う事じゃないからっ!!
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