お坊っちゃま

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「裕也様、心お嬢様は今までご自分の事はご自分でなさるのが当たり前という環境でしたので、仕方ないのですよ。」 「そんなもんかね。 ま、いいや。 西、後は頼んだ。」 「かしこまりました。 心お嬢様、何を召し上がりますか?」 「あ...何でもいいんです。 ちょっと喉が渇いただけなんで。」 「そうですか。 もうお休みになるお時間ですので、コーヒーや紅茶は避けたほうがいいですね。 ホットミルクはいかがですか?」 「わ!! 私、牛乳大好きなんです。」 「そうですか、ではすぐに準備をして一緒にお部屋まで行きましょう。 まだお一人では戻れないでしょう?」 「あ、はは...。 ありがとうございます。」
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