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「……何よこれ。本当に紅茶?」
ティーカップを覗くと、濃い青の液体が淹れられている。これではとても、紅茶とは言えそうも無い。
「はい。紅茶にございます」
「……蒼茶じゃない」
上手い事を言ったつもりだったが、咲夜は笑顔を崩さず、一言も発しない。
……一体、何を入れたらこんな色になるんだろうか。
「これ、飲めるんでしょうね?」
「勿論です」
即答。しかし飲む気にはなかなかなれない。
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