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適当に入学式を済まし、今はもうみんな帰る準備をしていた。
「篤はこの後どっか行く?」
「んー、屋上。」
「…は?」
「いや…だから屋上!」
「意味わからんから、つか明日でいいぢゃん?」
「どうせ暇だからいいぢゃん!屋上落ち着くし♪」
「…一人で行ってろ!」
晃は俺を睨みながら愛とすぐに帰ってしまった。
「つれないね~」
まあいっか!と思いながら俺は屋上に向かった。
ドアを開けると青い空が目に入った。
やっぱり屋上は落ち着く。
辺りをみると端っこに本を読みながら座っている少女がいた。
屋上に人がいるのは珍しいなと思い声をかけてみた。
「ねぇ、何読んでるの?」
「キャア!」
少女は俺にびっくりして悲鳴をあげていた
「そんなにビビんなくてもいいぢゃない?」
「ご、ごめんなさい…」
本があったため余り顔は見えなかったが、今見るとぶっちゃけ可愛い顔をしていた。
「名前なんていうの?」
「西野 由香(ゆか)です…」
「由香ちゃんか~、俺の名前は 山田 篤!」
「篤…さん?」
「篤でいいよ♪」
「わかりました!」
「つか、さっか何読んでたの?」
「こ、これは、その…」
急に彼女の顔が赤くなった。
気になったので本を取ってみると…
「ぶっ!!何読んでんの!?」
「…エロ本…//」
そう!彼女はエロ本を読んでいた!
しかもさっきよりもさらに顔が赤くなっていく…。
俺はそれを見て、なんだか可愛いと思った。
「と、とにかくこれ返す!」
「あ、ありがとぅございます。」
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