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しかし西野 由香が屋上にいるとは限らない。
「屋上に居てくれ…。」
そう小言を言いながら屋上のドアを開けた。
ドキンッ!
俺の心臓が一気に高鳴った。
屋上に西野 由香はいた。
でも、西野 由香が居ただけでドキドキする俺って…?
「やあ!久しぶり」
話しがしたかったため俺は西野 由香に話しかけた。
「あ、こんにちは!」
彼女の眩しい笑顔に俺の鼓動はまた高鳴った。
やっぱり俺は彼女が好きなんだなと思い、決心した。
「あの…良かったら俺と付き合ってくれませんか?」
「………はい?」
「だから!その…良かったら俺と付き合ってください!」
彼女は俺の瞳をじっと見て顔を赤くした。
「わ、私なんかで良かったら…」
彼女から出た言葉に驚いたが、嬉しい気持ちの方が大きかった。
「あの…せっかくなんで一緒に帰りません?」
彼女が顔を赤くしながら言うのでこっちまで顔が赤くなってしまった。
「はい!喜んで!」
こうして俺のちょっと急な告白は終わった。
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