[表]突然の一冊目

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 おかしい。確か、俺がいたのは学園都市など大それたものではなかったはず。というか、絶対に違う。 「君は………服装や高価な指輪とかから考えてみると、別の学園都市のお偉いさんかな?」  わけが分からない。何を言いたいんだろうか。とりあえず、右中指に嵌まってる赤い宝石の指輪に俺は思い当たる節が全くない。こんなのを俺は嵌めていなかったからな。 「まあ、まずは俺の自己紹介が先だったか? 俺はリセーク=リリルト だ。よろしく!」  少年改め、リセークは勝手に話を進めていく。
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