[表]突然の一冊目

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「イリトはここで待ってて! 俺は魔物が来ないように防御の魔法を設置してくるから」  よく分からないが、とりあえず、リセークが出て行った。 「…ふむ。状況整理をまとめるとなると、ここはファンタジー世界か何かか…」  リセークが最後に言ったキーワード――『学園都市』『魔物』『魔法』。この三つから、状況把握は容易に出来る。  我ながら思うが、全然驚いてない。まあ、学校の先輩が『座敷わらしに殺されかけた!』とか言って、騒いでたから慣れたのかもな。
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