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「疲れたー」
大きく伸びをし、椅子の背もたれにもたれ掛かる。古い椅子だからか、かなりミシミシ鳴ってる。
「疲れたね」
隣にいる席にいるショートの水色の髪で目はたれ目、瞳の色も水色の少年――皆藤 類が俺こと、入江 明日人に笑顔で話し掛けてきた。
「そうだな。そういえば、今日の放課後は肝試しだったか?」
引き出しの中から一冊の漫画を取り出して、読み出す。
「楽しみだね。完全に廃れている図書館に入るなんて」
「夜に入らないのは、どうかと思うが…」
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