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とりあえず、今俺は一人木の下で漫画を読んでる。夏にずっと日の下にいておくのは、少し辛い。
「わあぁぁぁぁ!」
廃図書館からは、一番最初の類達の一組の歓喜のような悲鳴が聞こえる。
どう考えても楽しんでるな。肝試しじゃないだろ…。
「はぁ…」
溜息を吐き、注意を漫画に戻す。俺の理想の世界の一つに。
漫画のような世界が本当にあればいいのになぁ…。これを切に願っていた時期もあったが、俺もいい年だ。現実ぐらい見れるようになったさ。
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