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「…それが現実なんだろ」
これが俺の答え。それ以外に答えようがなかった。なんてつまらない人間なんだろうか…。
「つまらないね。僕なら、今の世界を変えたいと思う」
「は?」
こいつは何を言い出すんだ。世界を変える? そんな事をしようとした某死のノートの主人公だって、最終的に死んでしまったんだ。ましてや、類にそんな事は…「イリト、順番回ってきたよ」
「…分かった」
どうやら、次のペアも終わったようだ。最後は俺一人となってしまったわけか。
類から懐中電灯を受け取り、重い足取りで廃図書館に侵入した。
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