出会い

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俺は疲れはて(考えるのに)椅子に座ってラック(動くはずのないたかがおもちゃ)を眺める。 ラック(しつこいようだが動くはずのないたかがおもちゃ)は俺にひつように話し掛けてくる。 「…~でな、「………ありえねーから!」 やっぱりありえない。ペラペラと話してくるラックをみてつい口にしてしまった。 「なにが?」 「ラックが動いていることが」 「はぁ、んじゃ考えろよ?人間はなんで動く?」 「……心臓が動くからだ」 「なら、なんで心臓は動いてる?」 「…心臓の筋肉が伸び縮みしてるから?」 「ならなぜ心臓の筋肉は動く?」 「んー……」 「何も言えないだろ?わかんねーだろ?例えわかってもまたそれの理由を聞くぜ?結局なんで人間が動くかなんかわかんねーんだって」 「で、でも、だからって……」 「だから俺達オモチャが動いてもおかしくないんだ!」 お母さん、助けてください。
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