2人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は疲れはて(考えるのに)椅子に座ってラック(動くはずのないたかがおもちゃ)を眺める。
ラック(しつこいようだが動くはずのないたかがおもちゃ)は俺にひつように話し掛けてくる。
「…~でな、「………ありえねーから!」
やっぱりありえない。ペラペラと話してくるラックをみてつい口にしてしまった。
「なにが?」
「ラックが動いていることが」
「はぁ、んじゃ考えろよ?人間はなんで動く?」
「……心臓が動くからだ」
「なら、なんで心臓は動いてる?」
「…心臓の筋肉が伸び縮みしてるから?」
「ならなぜ心臓の筋肉は動く?」
「んー……」
「何も言えないだろ?わかんねーだろ?例えわかってもまたそれの理由を聞くぜ?結局なんで人間が動くかなんかわかんねーんだって」
「で、でも、だからって……」
「だから俺達オモチャが動いてもおかしくないんだ!」
お母さん、助けてください。
最初のコメントを投稿しよう!