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「誰!?」
純が返ってくるはずのなかった返事が聞こえた方をふりかえると……
「あれー?誰もいないや、勘違いかな」
「いや、ここにいるだろ」
まさかの二度目の返事に戸惑いを隠せない様子の純はくるくるくるくると回り自分の周りを探す。
そしてとうとう返事の主を見付けってしまった。
そう、そいつはベッドの上にいた。
「ラック?……ラック!?」
それは純がまだ5歳の時に無くしたと思っていたお気に入りの“オモチャ”だった。
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