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寝室。
眠りについている、輝いた黄色の髪の少年。
名前はベアラ・ニルドール。17歳。
その寝室の中に目覚ましの嫌な音が響く。
隣のベットで寝ているその少年が、寝た状態でのそーっと腕をあげ、ペタン、とスイッチを押しアラームを解除する。
しばしの静寂──
そして再び鳴り出す。
「だーーーー!! うるせぇっつーの!!」
ガバッと起き上がったと同時に、目覚まし時計を手に取り、
「お前はいつもうるさいんだよ!!休みの日ぐらい、寝!か!せ!ろ!よ!!」
愚痴りながら、ものすごい勢いで時計のボタンを連打する。 そのまま時計を放り投げ、ベットに大の字で寝転んだ。
「ハァ……ハァ……」
寝転ぶ拍子に見える部屋の屋根。 そこにはベアラのあらゆる趣味のポスターが貼ってある。
それらを眺めながら、
「まあ、父さんの仕事手伝わねぇといけねーけどなぁ」
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