雪の純恋歌。

「ねむ……」大きな欠伸を漏らす。俺が登校したのは、とっくに昼が過ぎた頃だった。せっかく教室まで出向いたというのに、翔太の姿がない。どうやら今日は来ていないらしい。一気にやる気の失せた俺は、中庭に来ていた。 .

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