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俺が学校に登校したのは、昼が過ぎてからだった。
「おはよ、潤!もう今日は来ないのかと思ってたぜ」
教室に入るなり、遠矢 翔太(トオヤ ショウタ)が声を掛けてきた。
「ああ」
こいつは俺と唯一対等に話ができる、俺のダチだ。
茶色に染めた短髪に着くずした制服。耳にはピアスが光っている。
「相変わらず、クールなんだからさ!」
ハハハと笑いながら、バシバシと背中を叩かれる。
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