地獄の門

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聞いたことがある番号? そりゃ13なんて数字どこでも聞きますよ。 そんなことは気にしないで、閻魔様のところに向かいますよ。 ――――――――――――――― 閻魔様お連れしました。 「うむ、ご苦労。さて人間よ。こちらの世界に迷い込んだようだが、ここであったことは他言無用だ。もし話した場合は死後こちらに来た時に必ず損をするであろう。」 つまり人生の罪が重くなるということです。 もちろん先程の七つの大罪のこともですよ。 「No.13よ。貴様が喋り好きなのはわかるが、ワシの前でその話だけはよせ。」 これは失礼。 「ゴホン。ではNo.13。人間界の扉の鍵を渡す。その人間を連れていけ。」 かしこまりました。 ―――――――――――――――
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