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「まったく、なんであなたはいつも怪我だらけなのよ」
「いや~、自分でも分かりません」
部屋に入って来たのは白衣の女性と銀髪の少女。少女は笑っているようだが何故か頭からは血が流れ髪が少し赤黒くなっている。
白衣の女性は医師か何かだろうか?少女を椅子に座らせると頭をいじり始めた。その手にはハサミと針と糸。
「あれ?大尉、麻酔は?」
「あなたみたいな問題児には麻酔なんて高価なものを使う余裕なんて無いのよ!!」
「大尉、目が恐いです」
女性は女性のただならぬ気迫に今にも後退りしそうである。
「とっとと歯を食いしばらんかぁ!!」
女性は少女の頭にとりつくと慣れた手つきでハサミを動かし始めた。少女の悲鳴が部屋に反響したのは言うまでもない。
数分後
「痛い」
荒治療を受けた少女は涙目だ。
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