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ずっと傍にいたい。
本人の前では笑いながら冗談のようにしか言えないことやのに。
「すばるやないとあかんねん。」
言葉が溢れてくる。
いつの間にか視界もぼやけて。
頭に浮かんだのはあの時の寂しそうな顔をした恋人。
なんでやろ。
止まらへんねん。
「会いたいよッ・・・」
たっちょんの顔も見えなくなって、それでも涙が溢れないように堪える。
すると、走る足音が聞こえてきた。
「すば、る?」
居るわけないのに。
「ヤス!!」
顔を上げて見つめた先に居たのは紛れもなく僕の愛しい人だった。
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