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うん、とりあえず落ち着こう
夜が明け日差しが黒いカーテンの隙間から差し込む
全てが黒色の部屋を照らす
部屋には必要最低限の物しかなく
黒のキングベッドが印象に残った
そんなベッドの中で
今日も少女は眠る
いつ目覚めるか
誰が目覚めさせるのか
誰も分からない
永久の眠り
眠る少女は今
何を考え
何を見ているだろうか
そんな中
?「…入る」
雄々しく凛とした声の持ち主は部屋に入り
ベッドに眠る少女を見下ろす
?「…もう…ーー…年か…お主はいつまで眠るつもりなのだ?
…余の子ならばしっかりいたせ…」
どこか寂しそうな顔をしながら
少女の艶のある長い銀髪を優しく撫でた
次の日の朝
「…ん…?」
少女は目覚めた
未知なる者
これから出会う者に会う為に
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