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突如全身に突き刺すような痛みが駆け巡る
直「ぐっ…」
だが直は顔を少し歪めただけ
痛みは光となり直を包み込んだ
光は一瞬金色に光ると散った
直は目を閉じ座ったまま
柊「直!!大丈…」
駆け寄ろうとした柊の言葉が途切れた
直「…どうした?」
直を目を開けながら聞いた
柊「お前…髪が…」
頭を少し動かすと視界の端で髪が靡いた
直「…?」
《こんなに長かったか?》
短かった髪が腰近くまで延びていた
何となく横髪を摘む
見慣れた黒髪じゃない、金髪の髪がそこにあった
髪は金色に輝いていたが段々と元の黒髪へもどっていく
その間直は自分の髪とにらめっこしていた
柊「…直、お前の属性は…全だな」
直「…全?」
柊「…特殊属性の中でも極めて少ない…基本属性を全て操れる属性だ」
・・・沈黙。
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