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って、臆してどうする私!このままじゃ真実に近付けないでしょ!こうなったら作戦その二!
「いやぁ、すみませんでした。でもですね?この人があまりにも美しかったもので、それはそれはお姫様のような……ですから、ちょっと調子のってしまうところがあったかもしれません」
「ふぇっ!?」
再び表情をチェック!
どれどれ……んんーちょっと驚きが混じった感じかな?少し赤い気もするけど、微妙だなぁ。
“女の子は普通、可愛いって言われると嬉しいものじゃないのか?嬉しい反面照れくさい感じもありので、なんとも言えない表情をするはずだ。あと服装を褒めての対応もチェックだ”
ってアイツは言ってたけど。表情はわかりずらいなぁ、こっちの人にかばわれてるし。仕方ない、服を褒めてみよう。
「それに、この愛らしさはキュートなファッションとなんとも言えないくらいマッチしていまして……あなたみたいな可憐な人は生まれて初めてみましたよ」
「……」
「あれ?」
おかしいな、さっきの恥じらいを帯びた顔が一変したんですけど?なんかもう、この世の終わり?みたいな。
「あ、ヤバイ」
もう一人のほうがその表情に気づいたとたん焦りの表情を見せた。えっ?なに?私なんか変なこといった?
やっぱり言い過ぎた感はあるけど、嫌がってるようには見えなかったのに……
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