CASE1 あのコのためなら

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って、臆してどうする私!このままじゃ真実に近付けないでしょ!こうなったら作戦その二! 「いやぁ、すみませんでした。でもですね?この人があまりにも美しかったもので、それはそれはお姫様のような……ですから、ちょっと調子のってしまうところがあったかもしれません」 「ふぇっ!?」 再び表情をチェック! どれどれ……んんーちょっと驚きが混じった感じかな?少し赤い気もするけど、微妙だなぁ。 “女の子は普通、可愛いって言われると嬉しいものじゃないのか?嬉しい反面照れくさい感じもありので、なんとも言えない表情をするはずだ。あと服装を褒めての対応もチェックだ” ってアイツは言ってたけど。表情はわかりずらいなぁ、こっちの人にかばわれてるし。仕方ない、服を褒めてみよう。 「それに、この愛らしさはキュートなファッションとなんとも言えないくらいマッチしていまして……あなたみたいな可憐な人は生まれて初めてみましたよ」 「……」 「あれ?」 おかしいな、さっきの恥じらいを帯びた顔が一変したんですけど?なんかもう、この世の終わり?みたいな。 「あ、ヤバイ」 もう一人のほうがその表情に気づいたとたん焦りの表情を見せた。えっ?なに?私なんか変なこといった? やっぱり言い過ぎた感はあるけど、嫌がってるようには見えなかったのに……
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